定山渓温泉は宿泊するだけの場所ではありません。
中心部から車を走らせ40分。
日帰りでも楽しめる、札幌市民にとって身近な非日常が定山渓です。
そんな定山渓の西側に、原生林が生い茂り、
心地よい風が通り抜ける場所を見つけました。
気軽に行けて、気分転換できる場所を。
そんな想いからこの場所を「山ノ風マチ」と名付け、人々が集う小さなマチづくりを始めました。
今では宿泊施設だけでなくジェラートとピザのお店や
パン屋、洋菓子店、定食屋といった個性豊かなお店が集まっています。
足湯で温まったり、誰かと待ち合わせをしたり、
宿のチェックイン時間を待ちながらカフェでのんびり過ごしたり…
旅のはじまりと余韻を彩るような、豊かな時間をお過ごし頂けると幸いです。
札幌駅から車40分。ほかの観光地よりも近いようで、やっぱりわざわざお越し頂いているということを忘れてはいけません。だからこそ、どのお店でも「ここにしかないもの」を多く生み出したいと考えています。
山ノ風マチにある原生林はそのままに、地のものを生かしたマチづくりを心がけています。1つ1つの店舗も決して奇抜な装いはせず、自然に溶け込むデザインであることを大切に、心をこめて設計しています。
グルメや自然豊かな空間を通して「楽しい1日」をお過ごし頂けたらこの上ない幸せ。山ノ風マチにあるお店は、それぞれが新商品を開発や磨き上げをしたり、四季折々のイベントを企画したり、いつきても楽しいマチを目指します。
昔々、ここは定山渓鉄道が走る場所だったそう。私たちがウッドデッキを架けた場所は鉄道の線路跡だったこともあり、マチづくりが始まってから原生林を1本も伐採することもありませんでした。支笏洞爺国立公園「定山渓」には約800もの山野草があるといわれています。「私たちを癒してくれる自然豊かなロケーションが末長く続きますように。」そんな想いで、小さな取り組みではありますが、山ノ風マチでは紫陽花やナナカマドなど毎年植樹・植栽を行っています。
近所には「風マチハーブ園」があります。無農薬で育てた10種類以上のハーブは、山ノ風マチにあるお店の料理やスイーツ、パンに使われています。安心してお愉しみいただけるような工夫は周りの環境づくりから始まっているという考えのもと、「自分たちの手で育てる」ことにも挑戦しています。